日本に帰国するフライトの中で見た映画が良かった。
「フリーダム・ライターズ」
http://www.werde.com/movie/new/freedomwriters.html#KAISETSULAでの高校を舞台にした、実話をもとにしたストーリー。
LA暴動の2年後、1994年。そんなに遠くない。たったの13年前だ。
暴力や麻薬、貧困が蔓延し、人種差別、人種間の抗争が激しかった
この時代に、いろんな人種が集まる学校で一番の
落ちこぼれ生徒が集まるクラスを担当者した新人国語教師と
その生徒との間のヒューマン・ストーリー。

クラスには、ギャングもいるし、ギャングでなくても人種抗争の中で
銃で失った友達がいる生徒がほとんど。しかし、新米先生は、
人種差別は、行き着くところまで行くと「
ホロコースト」
にたどり付いてしまう歴史的事実も含めて生徒に伝える。
国語教師という枠を超えて、クリエイティブなクラスを展開し、
最終的にはアンネの日記の著者、アンネ・フランクをかくまった
本人(歴史の証人)までも自身のクラスに招いて、
生の声を生徒に聞かせる。
最初は、白人新人教師を毛嫌いしていた生徒も、最終的には
人生の師と思うようになり、クラス全体が家族となっていく。
驚くべきことは、クラス150人全員が大学に進学していること。
ほとんどが身内では初という快挙。
単に人種差別に対する考えが変わるというだけでなく、
自分自身に対する自信・プライドや、自分の人生に対する意識が
授業を通して変わっていった。

僕自身、今回アメリカに住んで見て、一番日本と違うと思った
点は”多様性”。日本だと、少し違う人がいると、「あの人
ちょっと変わっているよね」と言うことをよく耳にするが、
アメリカだと、「おまえはそう考えるんだ。俺とは違うけど、
それもありだよね。」という雰囲気が流れている気がした。
なんでも受け入れる懐の大きさ、違う価値観をリスペクト
し合うマインドを持っている。
それは、いろんな移民・人種を受けれてきたことが大きいと思う。
それが今のアメリカの強さにも繋がっている。
実際に、純粋なアメリカ人(または白人)ではなく、移民や
その2世・3世が、多くの分野で、アメリカを引っ張って
いっているケースが見受けられた。
現在のこう状況になる(いまだに差別はあるけど、
昔に比べれば本当に対したことはない。)までには、
多くの悲しみ・努力があったことがこの映画でわかった。
こういうことを本気で考えることができるようになれたのも、
今回の留学の成果の一つかなと思う。